このサイトでは、収集したポストカードを元に管理人が旅の思い出や日常について語っています。今回は、映画感想「ディズニーシリーズ」第11回(通算第18回)。

「カナリアが壊す家の謎」
ミッキーマウスの短編シリーズ第48作。原題は「The Wayward Canary」。1932/11/12公開。ミッキーが買って帰ったカナリアによって大騒動が巻き起こる話。ちなみにwaywardとは「わがままな」という意味。
ミッキーがミニーにプレゼントしたカナリアの群れが暴走を始め、家をめちゃくちゃにした挙句ネコに追い回されるというような内容なのだが、自分が気になったのは、この家が誰の家か?という点だった。冒頭でポストに「Minnie」と書いてあったので、ミニーの家なのは間違いない。家中が荒らされてるのに怒る様子がないのは気になるが、とても寛容なだけかもしれない。しかし、問題なのは途中で登場する写真立ての存在だ。映画俳優のダグラス・フェアバンクスとメアリー・ピックフォードのサイン入り写真が家に置いてあるのだが、どちらにも「Dear Mickey」と書かれている。これは納屋を飛び出しハリウッドを駆け上がるミッキーの成功の証である、と続けるのがこのブログのいつものパターンだが、今回の主題はそこではない。この写真があるという事は、この家はミッキーのものとしか考えられないのだ。ミッキーとミニーが同棲してるとも考えられるが、ポストにミッキーの名前が無いのには違和感がある。これは一体どういう事なのか。
ここで、別の視点から検討してみよう。Wikipediaによると、ミッキーの職業は映画俳優である。つまり、今まで見てきた短編映画でのミッキーは俳優としての姿という事になる。とはいえ、今までの行動の全てが演技だとは考えていない。個人的な解釈では、「ギャロッピング・ガウチョ」や今後紹介する「ミッキーの街の哀話」「ミッキーの騎士道」など、明らかに普段と設定が違う物は俳優として演技しているが、それ以外の多くの作品(納屋シリーズなど)はミッキーの日常をそのまま映画にしているものだと考えている。それを踏まえて考察すると、今回の話はミッキーの家をロケ地として、ミニーの家という設定で撮っている作品なのではないか。なるほど、それだったら家があれだけ破壊されてもミニーが怒らなかったのにも納得がいく。
このように、ミッキーを映画俳優という観点で見ると、ひと味違った考察をすることができた。ミッキー作品、実に奥が深いと思わされた話だった(半分ネタなので本気にしないでください)。

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