【映画感想ディズニー第15回】ミッキーの騎士道

映画感想

このサイトでは、収集したポストカードを元に管理人が旅の思い出や日常について語っています。今回は、映画感想「ディズニーシリーズ」第15回(通算第22回)。

「実質はミッキーの吟遊詩人道」

ミッキーマウスの短編シリーズ第55作。原題は「Ye Olden Days」。1933/4/8公開。中世を舞台にした作品で、最初にキャスト欄まであるなど、演劇設定であることが珍しくはっきりしている。導入部分がミュージカル風になっているなど、後の長編アニメの原型のような演出も見られる。カラバズー国の姫を演じるミニーが、ププバドゥー国の王子であるディーピー・ダウグ(後のグーフィー)との結婚を拒否して牢屋に入れられた所に吟遊詩人のミッキーが助けに来るという話。

最初に見た時には、王道から少し外した展開だと思った。ミッキーを主役に据えるなら、王子や勇者の役がやはり中世ファンタジーの王道っぽい。そこを敢えて吟遊詩人にして、ミニーをかけて王子と決闘するという展開にしているのはどういう意図なのか?少し考えてすぐに分かった。ミッキーと音楽は、切っても切れない間柄。それを生かして吟遊詩人にしたわけなのだろう。それを踏まえて見直してみると、確かにミッキーに吟遊詩人はマッチしている。戦いとなればその辺に落ちてるガラクタを武器や鎧にして赴く所も、戦いを専業にしてはいないからと言われれば納得がいく。そしてちゃっかり勝利し、ミニーと結婚するラストは、ミッキーのデビューから今までの歩みを示していると言っても過言ではない。時代劇の設定一つ取っても、色々なことが読み取れて面白い。

追記:その後の調査で、本作のプロットは1928年のオズワルドシリーズの一作「オー、ホワット・ア・ナイト!」を元にしていることが判明。この頃から吟遊詩人設定だったので、上記の考察は全然違うことが分かった。残念だけど、ミッキーの吟遊詩人姿はとても似合ってるというのは主張していきたい。

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