【映画感想ディズニー第8回】ワンちゃん放浪記

映画感想

このサイトでは、収集したポストカードを元に管理人が旅の思い出や日常について語っています。今回は、映画感想「ディズニーシリーズ」第8回(通算第15回)。

「プルートの知られざる過去?」

シリー・シンフォニーシリーズ第28作。原題は「Just dogs」。1932/7/30公開。プルートの初主演作品だが、シリーシンフォニーの中ではあまりメジャーではない。おかげでディズニープラスでも配信されておらず、視聴のために中古のDVDを購入することになった。

捨て犬の隔離所にいたプルートが、子犬の活躍により他の犬と共に脱走し、子犬が掘り出した大きな骨を巡る争いに巻き込まれたりする話。第4回でも述べたように、この頃すでにプルートはミッキーの飼い犬という設定が定着している。つまり、捨て犬というのは今回限りの設定というか役回りだというのが普通の解釈だろう。しかし今まで見てきたように、ミッキー主演の短編は、時代が進むにつれてミッキー自身が出世していくのが分かるという風に自分は考察している。それを更に発展させれば、本作のプルートについて別の解釈も可能だ。つまり、本作はミッキーに拾われる前の、捨て犬時代のプルートを描いた作品なのだと。

本作のプルートは、辛い経験を重ねたのか、かなり性格が荒んでいる。一緒の檻に入っていた子犬(どことなく同時期の日本の漫画キャラ「のらくろ」に似ている)に懐かれても不機嫌にあしらい、子犬のおかげで脱走したり大きな骨にありつけても邪険に扱って骨を独占しようとするなど、今では考えられない行動を見せた。のらくろみたいな子犬の健気さに絆されたのか、最終的には丸い性格になるのだが、今回の出来事がなかったらプルートは優しさを取り戻せず、ミッキーに拾われる事も、後の世界的スターとしての活躍も無かったのかもしれない。ありがとう、のらくろみたいな子犬。君はプルートの出世の影の功労者だ。

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