このサイトでは、収集したポストカードを元に管理人が旅の思い出や日常について語っています。今回は、2023年5月にみなとみらいに行った時の思い出1回目。
氷川丸ミュージアムショップで購入した氷川丸のポストカード。龍田丸や新田丸などの親戚船のカードもあるが、素人ではまず見分けがつかないので必ず説明文を見ること。
氷川丸と言えば、横浜市民ならば誰もが知る大型船である。昭和初期に建造され、戦時中は病院船として活躍。戦前に作られた貨客船としては唯一の現存する船であり、現在はみなとみらいの山下公園に停泊し、内装を一般向けに公開・展示している。今回久々に乗船してみたが、記憶以上に一等客室の内装が豪華で、また甲板からみなとみらいの主要な建物が一望できるなど中々楽しめた。そもそも氷川丸の名前が千葉の氷川神社に由来してることすら知らなかった。
最近自分は、氷川丸と聞くと特別な感傷を覚えるようになった。その理由は、両親が披露宴を行ったのがこの氷川丸船内である事を知ったためである(挙式は山手の教会で行ったらしい)。当時の写真を見せてもらったが、確かに披露宴会場の内装は船内の内装と酷似していた。自分も最近結婚式及び披露宴を終えて思うのは、このような式典は何十年経っても色褪せない思い出になるだろうなという事である。というか自分の中では、既に思い出になっている。それは氷川丸で式典を開いた両親や、他の人達についても同じだろう。そういう意味では、氷川丸が横浜市民に真に馴染み深い存在になったのは観光船となって以降だったのかもしれない。指定文化財になった今は残念ながら見学以外の使用はされていないらしいが、これからも海から市民を見守っていてほしい。
追記:この記事を書いた後で気付いたが、自分たち兄弟の名前に海関係の漢字が入っているのは、氷川丸の影響なのかもしれない。そうなると、ますます自分の中での氷川丸の特別感が強くなっていく
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