ハワイ③ ダイヤモンドヘッド

旅行

このサイトでは、収集したポストカードを元に管理人が旅の思い出や日常について語っています。今回は、新婚旅行で行ったハワイの思い出3回目。

ハワイ在住のアーティスト「ローレン・ロス」の専門店で購入したポストカード。オアフ島東にあるカイルアという町を訪れた時に立ち寄った。鮮やかな色彩のイラストはいつ見ても心が癒される。

さて、皆さんはオアフ島のシンボルと言われたら何を思い浮かべるだろうか。色々意見はあるだろうが、多くの人が挙げるのはダイヤモンドヘッドだろう。標高は232mで、ハワイの先住民からはレーアヒ(マグロの頭)と呼ばれていたらしい。ワイキキビーチの背後に悠然と聳える噴火口。人間が作ったどんな高級ホテルよりも圧倒的に大きく、島の上空から見てもその存在感は別格。ローレン・ロスのポストカードの1枚に描かれている山もこれである(推定。キラウエア火山ではないはず)

帰りの飛行機から撮った写真。中央がワイキキ中心市街、右端がダイヤモンドヘッド

そんなダイヤモンドヘッドの登頂ツアーに、実は我々も参加していた。その集合時間はなんと朝の5時。当然周囲はまだ暗い。眠い目をこすりつつバスに乗り込むと、参加者は予想通り日本人ばかりだった。そのまま山の入り口まで移動し、6時の山開きまでそこで待機。スタッフの説明によると、山開き直後に登山開始すればちょうど山頂あたりでご来光になるらしい。そんなに早く行かなくてもとは思ったが、この時間帯に行くのが一番いいという話だ。

まだ薄暗い景色の中、登山を開始する。登山道は整備されているし、そもそも標高も低いので予想通り難易度は低かったが、後半になると傾斜の急な階段や洞窟のような通路を登ることになり、同じペースで登り続けるのは少々きつかった。30分ほどで山頂に到着。一番乗りは毎日登ってるらしい地元の人達で、他はツアー参加の日本人だけだった。そして登頂と同時に、薄橙色をした夜明けの光が周囲の風景を浮き上がらせ始めた。北と東には茜色の海がどこまでも広がり、南には雄大な火口に取り囲まれた緑の山肌と登山道。そして西には、蒼い海岸沿いにホテルが立ち並ぶ馴染みの光景が遥か下方に見えていた。

展望台で写真を撮ったり撮ってもらったりしていると、やがて登山道から多様な国籍の観光客が続々と山頂に入ってきた。更に陽射しもどんどん強さを増してきている。成る程、スタッフが言っていた通りだった。やはりダイヤモンドヘッドは朝一で行くのが一番だと思う。

頂上から見下ろした景色。地上はもちろん、朝焼けの残る空も美しい

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