このサイトでは、収集したポストカードを元に管理人が旅の思い出や日常について語っています。今回は、有明の施設「スモールワールズ」に行ってきた時のレポート。普段よりも写真多めです
スモールワールズのお土産屋で売っていたジオラマのポストカードと、モルカーコラボのポストカード。
2023年2月中旬、東京・有明にある「スモールワールズ」に行ってきた。公式サイトによると、「総面積7,000㎡のアジア最大級のミニチュアミュージアム」。要するにミニチュアのジオラマを沢山見ることができる場所である。全く知らなかったが、モルカーのコラボイベントをやっていたため夫婦で足を運んだ。
なおモルカーが好きなのは妻ではなく自分である。
豊洲からゆりかもめに乗り、「有明テニスの森」という駅で下車。倉庫やタワマンが広がる敷地を進むと、ビルの一画にスモールワールズのロゴが見えてきた。
大きめのエヴァの模型が出迎えてくれる
展示入り口のロゴ。内部に木製のミニチュアが大量に置いてある
内部は複数のエリアに分かれているらしい。入り口を通ってすぐの所にあるのは宇宙センターエリア。アメリカのロケット打ち上げ現場や、未来の火星基地のジオラマが大スケールで展示されている。注目すべきはその造り込み。広大なジオラマの中に小さな人や車がぎっしり詰め込まれていて、覗きこむほどに細部のこだわりを感じることができた。あちこちに設置されたボタンを押すと、ジオラマの一部が動き出す仕掛けがあるのも面白い。更に、アナウンスが聞こえてきたかと思ったら、一際目立つ打ち上げ塔からロケットの打ち上げイベントが始まった。煙の演出などもある本格派だ。15分に一度くらい行われているらしい。
協賛企業をイメージしたミニチュアもあちこちにある。これはアート引っ越しセンターシャトル。宇宙時代の引っ越しもお任せ
続いてやって来たのは世界の街エリア。ここでは100年くらい前の世界各国の街を一つにまとめたジオラマが広がっている。と思いきや、ドラゴンや変なロボットがいたりするので、半分くらいファンタジー世界のようだ。どの街も完成度は高いが、個人的に気に入っているのは中華街をイメージした部分。小さい漢字の看板がびっしり突き出ている所が、横浜中華街のイメージそのままだった。
そうやって写真を撮りつつ、今回のイベントの目玉であるモルカー探しも余念なく行っていく。風景のどこかに紛れているモルカー達を見つけ、近くにあるキーワードを揃えていくのである。おおまかな場所のヒントはあるものの、ジオラマが巨大すぎてなかなか見つからなかった。
列車の最後尾に乗ったポテト
改修中のセーラームーンエリアを通り抜け、関西国際空港エリアへ。巨大な滑走路のジオラマが視界全体に広がり、定期的に飛行機が離着陸する再現っぷり。もちろん空港内のミニチュアも凝っているし、近くにはラウンジを模した休憩室があるなど、空港への果てなき拘りが感じられる。
モニターが沢山ある管制室っぽい場所。管制官として他のエリアを監視しよう
協賛企業の一つ、プリマハム仕様の飛行機
フロアの丁度中央あたりにあるのがワークショップエリア。ここではミニチュア作りの体験ができたり、自分のミニチュアを作るための写真撮影ができる。作った自分のフィギュアをスモールワールズに1年間展示できるオプションもあるらしい。ジオラマに自分を置けるとは斬新だ。ワークショップでは、大人、子供問わず参加者が真剣に作業をしているのが印象に残った。
続いてはエヴァンゲリオンエリア。エヴァの舞台である第3新東京市(モデルは箱根)を忠実に再現したジオラマが広がっている。残念ながら自分はエヴァには詳しくないのだが、一瞬で街が変形して近未来都市に入れ替わるギミックは特撮味があって面白かった。ここも細部まで凝っているようなので、ファンの方なら何倍も楽しめると思う。
新強羅駅のミニチュア。箱根登山鉄道の強羅駅なら行ったことあるけど、随分と近代化したな
最後に来るのがクリエイティブスタジオ。ここの3Dジオラマを生み出しているスタジオ部分を大胆にも一般公開している。何なら実際に作業しているクリエイターの方もいる。巨大な3Dプリンタが置いてあったり、制作工程が示されていたりと、舞台裏が見えるのは興味深い。ちなみに、このエリアに至るまでモルカーは隠れている。
全てのモルカーを見つけた所で、ワークショップエリアに戻って景品を受け取る。
(ポテトとチョコのカードを貰った。ちなみに自分の推しはシロモ)
その後は下のフロアでコラボメニューを食べたり、お土産をチェックした後帰宅。
感想としては、子どもだけでなく幅広い年齢層が楽しめる仕掛けがしてあってとても楽しかった。また、ミニチュア文化を広めたいという思いも感じた。具体的には、スタジオの様子を公開していたり、ワークショップや自分のミニチュア制作等々、製作者と参加者の垣根を低くしたいという意思が感じ取れた。唯一の不満点はビル構造の問題なのか電波が非常に悪かった点だが、これも別世界を表現するための仕掛けなのかもしれない。考えすぎか。
皆さんも是非遊びに行って、ミニチュア世界の奥深さに触れてみてください。
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